1日に必要な糖質の量は何gか

糖質制限食を始めるにあたって疑問に思うことの1つは「1日に必要な糖質の量は何gか」ということがあります。

「いくら糖質制限をするといっても、ちょっとは必要なはず」とか、「脳はブドウ糖しかエネルギーとして使えないって聴いたことある」という方もいることでしょう。

では、実際の所、1日の食事において、糖質はどれだけ摂れば良いのでしょうか。

糖質の目安は1日50g以上130g以下

糖質制限を行う上での上限値の目安は1日130g以下です。これは糖尿病治療の権威で、ご自身も一型糖尿病を患いながら、糖質制限食で改善されたアメリカのバーンスタイン教授が定義された数値です。糖尿病の患者に対して改善のために行う定義となっています。

 
一方、下限値の目安は1食20g以上・1日50g以上というのを覚えておくと良いでしょう。

まず、1日の糖質の量が50gを下回る食事を続けるのはとても大変です。ごはんやパンなどの炭水化物はもちろん、いも類や根菜類を抜いてもまだ50gを上回ります。

1日50gを下回らせるためには天ぷらの衣やカツの衣、調味料、その他に細かく含まれる糖質も厳しく控える必要があります。

これを毎日、生涯続けるのはとても大変ですし、ストレスも溜まってしまうことでしょう。

 
また、極端なダイエットをしている時に出る体臭の「ダイエット臭」が出やすくなったり、女性は特に低血糖の症状を起こしやすくなることもあります。

さらに1日50g以下にすると、身体の中にケトン体という物質が増え、糖尿病の患者さんの場合、ケトアシドーシスという状態が発生し、危険を及ぼすこともあります。

 
重い糖尿病で改善すべき人は、ケトアシドーシスに注意しながら1日50g以下の糖質の食事に取り組むのもありですが、ダイエットや健康維持のために糖質制限食を取り入れられる方は、1日50g以上、130g以下を指標とされるのをおすすめします。

無理せず長く続けて、効果を出し続けるのが糖質制限食に取り組む目的の1つです。