血糖値が正常でも糖尿病!? かくれ糖尿病で確認したい食後高血糖とは

健康診断で主に検査されるのは空腹時血糖値。この空腹時血糖値が正常ならば、ひとまず安心ではあります。

しかし、空腹時血糖値が正常だったからといって安心はできません。実は糖尿病予備軍の方、「かくれ糖尿病」とされる方でも空腹時血糖値は正常なのに、食後の血糖値によって糖尿病と診断される方がいます。その数は1000万人以上とも言われています。

食後高血糖とはどのようなものでしょうか。

食後高血糖とは、食事を摂った後の血糖値が高い状態であることです。

通常の血糖値(空腹時血糖値)は正常であるものの、体質や食事の内容によって急激に血糖値が上がりすぎてしまう場合に該当します。

食後血糖値にも問題がない人の場合、食事によって糖質を摂り、体内でブドウ糖に変わって、腸から取り込まれ、血糖値が上がってもスムーズにすい臓からインスリンが出され、血糖値が高くなりすぎないように調整されます。

しかし、体内でのインスリンの働きが弱まっていたり、食事量・糖質の量が多すぎるとインスリンが血液中の糖を処理しきれず、血糖値が高い状態になってしまいます。これが食後高血糖の状態です。

食後高血糖の原因は主にインスリンの働きの低下と、一度の食事において食べる量・糖質が多すぎること。そして、不規則な食事も関係しています。特に、一度に食べる量、糖質の量が多すぎることで引き起こされやすいものです。

一度に大量の糖質を摂取したことにより、急激に血糖値が上がり、またその後、急激に血糖値が下がるため、血管はもちろん、体中に大きな負担がかかります。

そのため、通常の血糖値は正常にも関わらず、食事の度に血管や身体に負担がかかり、糖尿病と同じく、神経障害などの合併症のリスクを高めることになります。

食後高血糖を抑えるには、一度の食事で食べすぎないこと、糖質を摂り過ぎないことが第一です。1日3食、糖質を控えた食事をすることで、食後の血糖値上昇を抑え、食後高血糖を防ぐことができます。

血糖値は正常なのに、食後何だか身体がだるいという方は、一度、食後高血糖を疑ってみて、食事内容を見直してみると良いでしょう。