糖質依存が「うつ」を引き起こす うつ病の主な症状と診断方法、そしてうつになる食事の4パターンとは

糖質の取り過ぎは肥満や糖尿病のもとになっているだけでなく、他にもいろんな病気を引き起こすと言われています。

その代表的な病気が「うつ」。ここ数年、うつ病になる人が急増しており、今では80万人もの人がうつにかかっているとされています。

そして、うつ病を引き起こす主な原因の一つが食事。その中で「糖質依存であること」がうつ病の原因となるというのが2015年10月26日に放送されたTBS『駆け込みドクター』で取り上げられていました。

「うつ」の症状について

「うつ」とはどのような症状でしょうか。うつ病の特徴的な症状は次の3つです。

  1. 不安感:自分の将来や、周りからどう見られているかなどの不安に襲われる。
  2. やる気の低下:あらゆる行動がおっくうになる。没頭していた趣味にも興味がなくなる。
  3. 思考力の低下:頭がぼーっとする。考えることすらおっくうになる。

この他、頭痛や胃痛、便秘、吐き気、何を食べても味がしない、小さな音が気になってしまう、などの症状も現れます。

うつは心の病気ではなく「脳の病気」

うつ病はよく心の病気であると思われがちですが、実は「脳の病気」であると考えられています。脳内の血の巡りが悪くなり、脳の働きが低下してしまって起こるものとのことです。

特に意欲や判断を行う左側の前頭葉の働きが低下することでやる気がなくなり、情緒や記憶を司る海馬や扁桃体の働きが弱まることで感情のコントロールができなくなり、うつ状態になってしまいます。

うつかどうか診断する7項目

自分がうつになっていないか、次の7つの項目をチェックすることで診断できます。

  1. 強い憂うつ感、不安感、イライラを感じる
  2. やる気が出ない
  3. 頭が回らない
  4. 食欲が低下、または食べ過ぎてしまう
  5. 不眠、または眠りすぎてしまう
  6. 自分が貧乏だと思い込んでしまう
  7. 重い病気にかかっていると思い込んでしまう

この7つのうち1つでも2週間続いているようならば、うつ病の可能性があるとのことです。

もし思い当たるふしがあるようならば、次のうつ病を引き起こす原因をもとに改善に取り組んだ方が良いでしょう。

うつを引き起こす食事の4パターン

番組内では、うつと食事は深い関わりがあり、うつになる原因の9割は食事によるものとされています。

うつを引き起こしてしまう食事のパターンは次の4つ。

  1. 糖質依存型
  2. 食べない型
  3. ドカ食い型
  4. 単品食い型

「糖質依存型」はまさに、糖質が多い食事のこと。お米やパン、ラーメン、パスタ、ピザなどを食べ過ぎているとうつになりやすいとのこと。

「食べない型」は食事の回数が少なかったり、食事による栄養が不足しているもの。ムリなカロリー制限ダイエットはうつを引き起こしやすいということになります。

「ドカ食い型」は、決まった時間に食事を取らず、1度に大量の食事を摂ること。ドカ食いはうつになりやすいだけでなく、胃腸への負担が大きくし、血糖値を急上昇させて血管を痛めてしまいます。

「単品食い」は、何か一つだけを食べるもの。ダイエット法でよくありますが、うつになるリスクを高めてしまいます。また、仕事が忙しいと決まった物しか食べなくなる、というのも危険です。

 
これらはうつ病の原因となるだけでなく、糖尿病になる原因でもあります。

糖質を控え、たんぱく質や脂質で栄養を摂ること。多少手間がかかっても、多くの種類の食べ物をバランス良く、規則正しく食べることが、うつ秒や糖尿病の防止と健康維持につながります。

「ストレス」もうつの原因

その他、うつになる原因として「ストレス」が関わっています。今や私たちの生活の中でストレスを感じる機会が増え、その結果、うつ病などを引き起こしてしまいます。

番組で取り上げられたのは次の4パターンです。

  • サンドイッチ型
  • スマホ型
  • 引っ越し型
  • 空の巣型

「サンドイッチ型」とは、中間管理職で上司と部下との板挟みによってストレスが溜まるもの。

「スマホ型」は、メールやLINEなどの着信が気になって家でもくつろげず、ストレスがかかっているもの。夜中も何度もスマホをチェックしてしまい、不眠になったり、十分に眠れなかったりし、うつにつながってしまうものです。

「引っ越し型」は、引っ越し先での生活や近所づきあいになじめず、話す相手もいないのでストレスを抱えてしまうこと。また、マイホームを大事にしすぎるあまり、小さな傷がつくことに過敏になり、ストレスになることもあります。

「空の巣型」は、一緒に住んでいた家族がいなくなった喪失感によってストレスを抱え、うつになってしまうもの。こどもの進学や就職、結婚など、おめでたい理由でも喪失感はあるため、本人はストレスを抱えてしまうのです。

 
いずれも家庭や仕事において、様々な要因が絡んでストレスとなり、ため込みすぎることでうつ病にもなってしまいます。

自分にとってストレスとなっている原因を探し、原因をなくしたり、小さくしたりすること。また、ストレスを感じたら、早めに対処して、溜め込まないようにすることが大切です。

 

うつ病という脳の病気を引き起こす食事とストレス。この2つは糖尿病を引き起こす要因でもあります。

糖質制限による規則正しくバランスの良い食事と、ストレスを溜めない生活を送り、うつ病にも糖尿病にもならない健康な生活を送っていきましょう。