ダイエットや糖尿病の改善のためには、食生活の改善とあわせて運動習慣の改善もあわせて行う必要があります。
最近では手軽に始められるスポーツも増えており、ジョギングやヨガ、テニス、フットサル、水泳、自転車、ダンスなど幅広いスポーツが広まっています。
また、トレーニング機器も豊富に販売されており、少ない投資で自宅をスポーツジムのようにすることもできます。
そして、スポーツの楽しみといえば身体を動かして鍛えることに加え、運動後の一杯を味わうことも楽しみの1つ。
糖質制限食では焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、糖質ゼロのお酒は飲んでもOK。身体を動かした後の一杯は格別だというお酒好きな方も多いのではないでしょうか。
しかし、楽しく美味しいお酒も、飲み過ぎてしまうとせっかく運動をしてつけた筋肉が衰えさせてしまうのです。
今回はお酒が筋力を弱らせてしまう理由についてご紹介します。
筋肉を増やすために必要なテストステロンの分泌が減る
筋肉を成長させ、大きくさせる「テストステロン」という男性ホルモンがあります。
お酒を飲むと、このテストステロンの分泌量が落ちてしまい、筋肉が作られにくくなってしまうのです。
テストステロンの分泌を妨げない程度の量にする必要があります。
ちなみにテストステロンを増やす食べ物として、鶏肉や牛肉、卵、チーズ、ブロッコリー、牡蠣、ニンニク、豆、キャベツがあります。MEC食の肉・卵・チーズは筋力アップにも使える食事法といえます。
筋肉を分解するコルチゾルが増える
アルコールを摂ることにより、身体の中にはコルチゾルという物質の分泌量が増えます。このコルチゾルは、筋肉を分解してしまう働きがあるのです。
せっかく運動や筋トレをして筋肉をつけても、お酒を飲み過ぎてしまって、コルチゾルによって筋肉を分解されては元も子もありません。
内臓のオーバーワークを引き起こす
運動をして筋力を高めるためには、充分に身体を休ませる必要があり、内臓もしっかり休ませる必要があります。
お酒を飲み過ぎてしまうと、寝ていて身体を休めているつもりでも、内臓はアルコールを分解させるために休むことができません。そのため、回復することができず、トレーニングの効果が得られず、筋肉が付かないままになってしまいます。
トレーニング量が減る
お酒を飲むと運動量、トレーニング量が相対的に減ってしまいます。
筋肉は適切に運動、トレーニングしなければつかないので、お酒を飲み過ぎて運動量が足らないと、鍛えられないままになります。
とはいえ、お酒が好きな方にとって、断酒・禁酒するのは大変で、ストレスにもつながります。
運動やトレーニングの効果を出すためにも、お酒の適量を覚えて、飲む時は適量に留めるようにすることが大切です。
ぜひ糖質制限とあわせて、運動改善の効果も高めていきましょう。