安易な糖質制限はキケン 糖質制限ダイエットのデメリット

「おなかいっぱい食べながら痩せられるダイエット」としても一般的に知られつつある糖質制限ダイエット。

糖質制限食が糖尿病患者の改善のための食事療法として広まりつつあり、一般の人にも体質改善に効果があるとして取り組む人が増えています。

しかし、安易に取り組むと逆効果になることがあります。

今回は糖質制限ダイエット・糖質制限食のリスクやデメリットについてご紹介します。

食費が高くなる

ごはんやパン、麺類、穀類などの炭水化物は、食事において安く量を増やすことができ、おなかいっぱいにできる食品です。

糖質制限食においては、炭水化物の摂取量を抑える必要があるため、必然的に食費が高くなってしまいます。

糖質制限食で食費を抑える方法としてキャベツやもやしなど、安く量を増やせる野菜を活用して、満腹感を満たすようにすると良いでしょう。

「食べられない」ストレスがたまりやすい

糖質制限食において、「食べられない」ことによるストレスが溜まることがあります。

特にお米が好きな方、ラーメンなどの麺類が好きな方、お菓子などのスイーツが好きな方にとって、これらを控えることで逆にストレスが溜まってしまうことがあります。

ストレスが溜まると続ける意欲が低くなり、効果が得られにくくなってしまいます。

糖質制限食は、糖質の摂取量を抑えることであり、まったく摂らなくするのではありません。つまり、摂取量を適切に抑えることで好きなものを食べながらダイエットすることができるのです。

・お米やラーメンなどの麺類は、エネルギーとして使われやすい昼食で食べる
・お菓子やスイーツは、ブランのクッキーやカカオ成分の高いチョコレートなど、糖質の少ないものを選ぶ
・噛む回数を増やしてゆっくり食事を摂り、満腹中枢を刺激する

一時的に便秘になる

炭水化物には糖質と食物繊維から構成されております。糖質制限ダイエットでは炭水化物の摂取量を減らすため、同時に食物繊維の摂取量も減ることになります。そのため、一時的に便秘になってしまうことがあります。

便秘を解消させるためには野菜で食物繊維を摂取すること、水分を多めに摂ります。また、3ヶ月程すると体質が糖質制限食に適用するため、次第に便秘も解消されていきます。

体内でケトン体が増加してダイエット臭が発生する

ケトン体というのは、脂肪を分解して得られる物質で、身体を動かすためのエネルギーとなります。

糖質制限ダイエットでは、炭水化物の摂取量を抑えることで、身体を動かすエネルギーとして脂肪を燃焼させやすくします。そのため、体内のケトン体が増加しやすくなります。

このケトン体が体内に増えすぎると、甘酸っぱい臭いが発生します。これが「ダイエット臭」と呼ばれるもので、ムリなダイエットを行っている時に発生します。

ダイエット臭を抑えるためには、極端な糖質制限は行わないようにすることも大事です。また、運動によって代謝を高め、汗腺機能を高めることによっても抑えることができます。

糖質制限をやめたらリバウンドする

他のダイエットでも同じことですが、糖質制限食をやめると効果がなくなります。さらに炭水化物の摂取量を減らしていたことで、少ない量でエネルギーに変える効率が高まっています。

そのため、炭水化物の摂取量を元に戻すと、エネルギー効率が良いためにあまりやすくなり、脂肪として蓄えられやすくなります。結果として糖質制限を行う前よりも脂肪がつきやすくなり、リバウンドが起こってしまいます。

糖質制限食は食事のバランスを見直し、ずっと継続して行く必要があります。ムリせず少しずつ改善していくことが成功する秘訣です。

低血糖・ケトアシドーシスのリスク

糖質制限食では体内に取り込まれる糖質量が少なくなるため、血糖値が上がりにくくなります。そのため、もとから血糖値が低い方にとっては「低血糖」を引き起こしてしまうこともあります。

また、極端な糖質制限食を行うと、体内のケトン体が極端に増え過ぎ、意識障害を起こすケトアシドーシスという症状になってしまうリスクもあります。

糖質の摂取量を極端に減らすのではなく、適切な量に控える事が大事です。

糖質制限食は食事全体を見直し、長期的に継続することで効果が得られるものです。

効果があるからといってムリに極端な糖質制限は行わないようにし、適切な食生活を心がけていきましょう。